#lest talk loneliness
数多あるブログの中から幣サイトを見つけてご閲覧下さいまして誠に有難うございます。
本日は筆者が他で運営しているサイトでも綴ったもので、使いまわし記事をお許し下さいませ。
しかし、本日の場合、これには意味があって、こちらでも皆様に何か感じて頂けたら・・・と思い、あえてそうさせて頂いた次第です。
昨晩NHKの番組を観ていましたら、「つながり孤独」というテーマで昨今のSNSについて悩みを抱える人達のことを取り上げていました。
その番組で「承認欲求」によるものなのか、SNSから離れられず、メンタルな病にまでかかってしまう人がいるという社会現象について、いろいろと知りました。
「承認欲求」とは他人から認められたいという感情の総称のことですが、SNSの中で華やかで素敵な毎日を送っているのは「実際には」氷山の一角です。
しかし、リアルでどのような暮らしをしていようが、「盛って」自分のことを書いたとしても、実際の生活を知らない人がそれを見て「いいね!」とフォローしてくれます。
そのフォローがたくさんあれば嬉しいのは素直な感情であるし、悪いことではないのですが、例え8,000人のフォロワーを持っていたとしても、「いいね!」が4人なんてこともあるようで、そんな時に孤独を感じる人が多いのだそうです。
「本当か嘘かを見抜けない人は、あの(某)SNSをやらないほうがいい」と言っていたのは某巨大掲示板の管理人H氏でしたが、例えば嘘でなくても無理をして投稿を「盛るために」負債まで抱えてしまった芸能人がいらっしゃいましたね。
芸能人は市井の人たちに夢を売るお商売であるので、少しは理解出来ますが、一般の人でもそこまでして、会ったこともないバーチャルな間柄の人達に認められたいというのは、筆者には理解しがたい内容でした。
特に今の若者はバーチャルな世界に生きづらく、そういったSNS上で感じる孤独感にさいなまれているというのに「現実社会で失敗してもSNSに逃避することは可能だが、SNSから現実社会に逃げるほうが難しい」と言い切るのです。
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一方、イギリスでは何も若者だけではなく、全ての世代の人が何らかの寂しさを感じていることで、社会問題になっています。
そこで「孤独担当大臣」なるポストを新設。
トレーシー・クラウチさんが任命されました。
「孤独」に困っている人達のための総合的な政策を率いるというのです。
この発表は今年1月18日にテリーザ・メイ首相から発表されました。
同国では900万人以上の人々が「孤独」を感じており、その3分の2が「生きづらさ」を訴えているのだそうで、その中には高齢者、身体障害者、子を持つ親たちなどさまざまな人がいます。
委員会では「孤独が人の肉体的、精神的健康を損なう」と警告しています。
これは喫煙よりも有害であり、深刻な問題として啓発活動を実施していたのです。
さらには「孤独」が国家の経済に与える影響は年間320億ポンド、日本円に換算すると約4.9兆円に上るといわれていました。
わが国だけでなく、世界的にも人々が抱える「孤独」と向き合うには一体どのようにすればよいのでしょう。
ちなみに筆者は「孤独」と常に友達であったため、このような感覚がよくわからないといったところなのですが、手前の話で恐縮ですが、ある時から父親がそういった傾向にあったなと思い返すことがありました。
彼の場合は現実社会でのことでしたが、人に過剰に期待しすぎてしまう面があり、そのため何かと生きづらかったのではないかと思います。
そのことについて、娘の私が何もしてあげられなかったことが悲しいです。
現在は病院で寝たきり状態で、見舞っても私のことが誰なのかがわかっていないので、よけいに寂しさを感じており、孤独を愛し孤独と常に友好関係であった私が孤独を感じるのはこういった時なのだと気づきました。
つまり、本日の投稿で問題にしている人達とは反対に「人と接しすぎた場合(距離が近くなりすぎている状態)に何かあると寂しさを感じるタイプ」であり、一例でいうならば「独りでいる孤独よりも、誰かといる時に感じる孤独のほうが寂しい」といったようなものなのかもしれません。
筆者は自分自身SNSにあまり向かないのか、そうでないのかはわかりませんが、この番組を観ていてそのようなことに気づかされました。
昔は困っている人がいると、「どうしたの?」と声をかけてくれる人が必ずいたものです。
ところが、今は気軽にそれが出来ない。
筆者も外へ出た時、行儀の悪い子供を見かけ、しばしば叱り飛ばしたい衝動に駆られることがありますが、それをやってしまうと、大問題になるような世の中なので、ぐっとそこは堪える日々です。(この場合、注意しないで子を野放しにさせている親にも一言言ってやりたいのですが。)
他にも歪んだ精神状態が起こす問題は、現代の希薄な人間関係が背景になっているのではないでしょうか。
そんなことを書いていたら「自分が老人になった頃、大都会の街中でこの炎天下で倒れていたら、誰も助けてくれなくて、そればかりかそしらぬ顔で上から踏みつけて行く人たちばかりの世の中になってしまったらどうしよう?」
これ、笑い話ではありませんよ。
人間関係って、もっとシンプルなことだと思うのですけれどね。
いつからか複雑な問題にしていってしまったのは、まぎれもない人間同士なのです。
人と人との関わり方を考えさせられました。
東日本震災の時、「絆」という言葉をよく耳にしました。
どうかその言葉を思い出して下さい。
現在被災地にいらっしゃる方には一日も早く元の平常の生活に戻られることをお祈り申し上げます。
ボランティアの方々等、出来れば犬や猫他の動物のケアも宜しくお願い申し上げます。
本日もつたない文をお読み頂きまして誠に有難うございました。
皆様、どうかご無事で素敵な1日をお過ごし下さいませ。
☆本日の言葉
Down to Earth 「地に足つけてゆこう!」